張替えの目安

襖の張替え時期は、ふすま紙の種類や設置されている環境によって大きく異なりますが、10年前後が目安となります。

張替えのタイミングとしては、お葬式、法事などの冠婚葬祭、大事な来客予定がある場合など、また新年を迎えるお正月前に襖の張替えを行う方が多いようです。

ふすま紙を綺麗に長持ちさせるためには、部屋の換気をこまめに行い、ふすま紙が吸収した湿気を放出させることです。 湿度の高い時期に部屋を閉め切っていると、湿気を吸収したふすま紙にカビが生えることもあります。
また、ふすまを開けっ放しにしておくのも良くありません。ふすまが重なったままだと反りの原因になったり、前のふすま紙ばかり日焼けしてしまう場合がありますので注意が必要です。

障子張替えの目安はズバリ破れた時でしょう！破れたままだとお部屋の印象が悪く、神経質の方は何時も気になってしまうのではないでしょうか？また、破れていなくても一年の区切りとして毎年、年末近くになると張替えられる方も中にはいらっしゃいます。穴や破れなどがなければ3年～4年を目安に張替えていらっしゃる方が多いようです。

障子は汚れやすく、日当たりによる変色、たるみなど、お部屋の印象を大きく左右するので美観上、早めに張替えることをおすすめします。今日では日焼けによる変色や破れなどに強い障子紙など、長持ちするものもありますので検討してみるのも良いでしょう。

畳の「表替え」は４年～５年、「裏返し」は経年２年～３年、「畳の新調」は１０年～１５年が目安と言われています。

畳床の種類によって変わってはきますが、その部屋の使用頻度やお手入れの仕方、畳の敷かれている場所などによっても傷み具合が大きく異なってきます。手入れの行き届いていない畳や、古くなった畳表はカビやダニが住みつくなど衛生上もよくないので早めの張替えを考えたほうがよいでしょう。また、部屋の用途に合わせて適切なものを選ぶことも大事です。

畳が他の消耗品と違うところは、普段からのお手入れ次第でその寿命を伸ばすことができるというところです。張替えたならお手入れもしっかりして和室を愛着のあるものにしましょう。

壁紙の貼替えの目安は10年～15年前後の方が多いようです。お子様がご結婚されて出て行かれた空き部屋や、お住まいのリフォーム工事とあわせて張替えをされる方が多く見受けられます。キッチンや洗面所・トイレといった水回り、育ち盛りのお子様の部屋、喫煙ルームなどは特に汚れが目立ちやすくなります。壁紙に染みがある場合は、雨漏れの可能もあるので注意が必要です。壁の下地が傷んでいるとクロスの張替えの前に下地の修繕工事などが必要になり高額になる場合があるので、早めの対処が必要です。
お部屋の大部分の壁紙が新しくなると、見た目も気分もリフレッシュしますのでオススメです。